水族館では、たくさんの種類のお魚たちが縦横無尽に泳いでいます。アクアリストたるもの、自宅の水槽に自然界を再現してお魚たちにのびのび暮らしてほしい!と思ったこともあるはず。ミドリフグは仲良く暮らせるのでしょうか?
ミドリフグの喧嘩!
まんまるでかわいらしいミドリフグ、実は魚の中でも気性が荒い生き物です。
なわばりのストレスや空腹から、いとも簡単に他の魚に喧嘩を売ります。
気に入らない魚を追いまわす
わが家の水槽内に置いているトンネルには穴が3ヶ所あるのですが、2匹以上同時に使用している姿はほぼ見かけません。
このトンネルは水流を遮り左右を壁に囲まれている状態になるので寝床として人気が高く、ミドリフグたちの中で奪い合いが頻発します。
だれかが入って落ち着いたと思ったら、別のミドリフグがやってきて追い出す。これがあまりにしつこいと、激しく追い回す事態に。
エサを取られた腹いせにかみつく
こちらは飼い主にもダメージです・・
ごはん時、アカムシを与えると一斉に集まってくるのですがごくまれに喧嘩に発展します。
ちなみに、定かではありませんが噛まれたとき「プイー」という鳴き声を発していたようです。
ケガ・傷跡の様子(写真あり)
1歳頃のケガ
まだ口も小さく、人のキスマークのような噛み跡がついています。
機嫌が悪くなると写真のように黒く目立ちます。
2歳頃のケガ
大きく口を開けて噛んだようです。
まるでミステリーサークル・・
ミドリフグの多頭飼育は危ない?
ストレスは多い
正直なところ、単独飼育よりもストレスはかけてしまっていると思います。
体格差ができてしまうと均等にエサを与えることも難しく、より一層格差が開いてしまう可能性があります。
あまりに体格差が出た場合は、水槽を2つに分けることも覚悟しておかなければなりません。
メリットもある
これはミドリフグに限らない事ですが、2匹以上いることで個々の体調の変化に気づきやすくなります。
食欲の低下、ひれの不調、色や骨格の変化など、初めての飼育ではうっかり見落としてしまいそいうなことも、比較対象がいることで気づく確率が上がります。
あとがき
いかがでしたでしょうか。今回はミドリフグ同士の愛称や多頭飼育についてご紹介しました。
わが家では1水槽に4匹ですが今のところ大きなトラブルはなく、すくすくと成長しています!いざという時の為にセパレータや予備の水槽セットは用意していますが、これからも4匹仲良くすごしてもらいたいです。